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VerSus Reactor
VMF Reactor/SPG膜スパージャーのコラボレーション
要求仕様に沿った専用機開発・カスタマイズ対応・シングルユース対応
専用コントローラ『S-BOX×10α II』により、PI制御を含む各種パラメーターの変更も簡単にできます。
SPG 膜スパージャー
マイクロバブルを槽内に均一に分散させることができます。
※SPG膜スパージャーは、宮崎県工業技術センターと日揮(株)の共同開発品です。
培養槽内の物理的作用をコントロールする「VMF Reactor」と
優れた微細気泡技術の「SPG 膜スパージャー」とのコラボレーション
「VerSus Reactor」により、さらなる生産効率の向上をお約束します。
■培養事例
CHO細胞による培養比較
VMF Reactorを用い、SPG膜スパージャー有無によるCHO細胞の増殖曲線を示します。SPG膜スパージャーを用いることで、大幅に培養成績が向上する事が判ります。極めて均一性の高い微細気泡により、弱い流動が乱させること無く、高いガス吸収性能は、泡沫層形成の要因となるDO通気流量を大幅に低減させます。トータル性能を大幅に向上させたのがVerSus Reactorです。
CHO細胞による抗体生産比較
せん断応力に対する依存性の高いCHO細胞を用い、コントロール8Lから150Lへのスケールアップ結果※を示します。ここでは、実際に市販されている抗体生産を行っています。本結果より、150Lスケールアップ条件においてコントロールの8Lとほぼ同じか、むしろそれを上回る抗体産生量が得られました。このスケールアップは、数値流体計算によりせん断ファクター一定にて実施しており、数値流体解析と培養の併用における優位性を証明しました。
※ 日揮(株)との共同研究成果
項目 | 仕様 | ||||
---|---|---|---|---|---|
製品名 | VerSus Reactor | ||||
型式 | VSR-05 | VSR-1 | VSR-3 | VSR-10 | |
温度管理方法 | バンドヒータ方式(PID制御) *過昇温防止機能付(MAX 80 [℃]) | ||||
直動伝達方式 | リニアシャフトドライブノンシール式 | ||||
通気方式 | シラスポーラスガラス(SPG)膜方式 (追加オプション: 焼結金属方式) | ||||
性能※1 | 温度調整範囲 | 室温+5~20 [℃](通常37 [℃]設定) | |||
温度調整精度 | ±0.3 [℃](37 [℃]) | ||||
最大上下動ストローク | 40 [mm] | ||||
最大翼速度 | 300 [mm/s] | ||||
機能 | 温度設定 | タッチパネル入力、記録出力 DC1~5 [V] | |||
上下動設定 | タッチパネル入力、記録出力 DC0~5 [V] | ||||
構成 | バンドヒータ出力 | 60 [W] | 105 [W] | 160 [W] | 480 [W] |
モータ出力 | 最大出力 800 [W] | ||||
撹拌翼 | VM200 | VM100+VM200※2 | |||
規格 | 培養槽寸法 | 内径 90×深さ 200 [mm] | 内径 110×深さ 169 [mm] | 内径 140×深さ 203 [mm] | 内径 200×深さ 360 [mm] |
培養槽仕込容量 | 0.3 [L] | 1.2 [L] | 2.4 [L] | 7 [L] | |
使用周囲温度範囲 | 10~35 [℃] | ||||
装置外形寸法 | W360×D485×H905 [mm] | ||||
装置重量 | 約28 [kg] | 約28 [kg] | 約30 [kg] | 約34 [kg] | |
電源 | AC100 [V]、50/60 [Hz] | ||||
※1 性能は室温20 [℃]、電圧 AC100 [V]、 50 [Hz]、無負荷時での値です。 | |||||
※2 仕込み容量によりVM200のみの場合があります。 |
項目 | 仕様 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 培養コントローラ | |||||||||||
型式 | S-BOX×10αII | |||||||||||
制御内容 | pH制御、DO制御(溶存酸素)、FL(O₂流量)、ローラーポンプON/OFF | |||||||||||
表示範囲・精度 | pH(水素イオン濃度) | 0.00~14.00 [-] | 表示精度: ±0.5 [%] F.S. | |||||||||
DO(溶存酸素) | 0.00~20.00 [mg/L] | |||||||||||
FL(O2流量) | 0.00~20.00 [mL/min] | |||||||||||
制御設定範囲 | pH(水素イオン濃度) | 0.00~14.00 [-] | ||||||||||
DO(溶存酸素) | 0.00~10.00 [mg/L] | |||||||||||
FL(O2流量) | 0.00~20.00 [mL/min] | |||||||||||
制御方式 | pH(水素イオン濃度) | ON/OFF制御 | ||||||||||
DO(溶存酸素) | O2加減算ステップ制御 | |||||||||||
O2及びN2ON/OFF制御 | ||||||||||||
O2PI制御(スロープセット方式:TIME、%) | ||||||||||||
FL(O2流量) | PI制御(スロープセット方式:TIME、%) | |||||||||||
記録出力 | pH(水素イオン濃度) | データロガー付属 DC0~5 [V] (オプションで負荷率出力可) |
出力精度: ±0.5 [%] F.S. | |||||||||
DO(溶存酸素) | ||||||||||||
FL(O2流量) | ||||||||||||
撹拌周波数 | ||||||||||||
温度 | DC 1~5 [V] | |||||||||||
ケース材質 | SUS304(塗装なし)、非防滴 | |||||||||||
設置方法 | 屋内卓上型 | |||||||||||
外形寸法・重量 | W350×D400×H530 [mm] ・ 約15 [kg] | |||||||||||
周囲環境条件 | 温度 | 5~45 [℃] | 湿度 | 20~85 [%]RH(結露なき事) | ||||||||
センサ | メトラー・トレド製 ポーラロ式DOセンサ/pHセンサ | |||||||||||
(オプション:オートマチックシステムリサーチ製 光学式DOセンサ) | ||||||||||||
ユーティリティ | 電源 | AC100 [V]、50/60 Hz、コンセント2ヶ口(コントローラ本体、記録計用) | ||||||||||
N2 | 流量 50 [mL/min]以下 供給圧力0.2 [MPa] 接続口φ6チューブワンタッチ継手 |
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O2 | 流量 20 [mL/min]以下、供給圧力0.2 [MPa] 接続口φ6チューブワンタッチ継手 |
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CO2 | 流量 50 [mL/min]以下、供給圧力0.2 [MPa] 接続口φ6チューブワンタッチ継手 |
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AIR | 流量 150 [mL/min]以下、供給圧力0.2 [MPa] 接続口φ6チューブワンタッチ継手 |
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*N2、O2、CO2、AIRともに腐食成分、ダスト、オイルミストを含まない乾燥気体であること |